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ご挨拶 : ABCA代表 蝶間林 利男
設立主旨
児童生徒の自殺、25年ぶりに200人超える いじめ認知は70000件
平成23年度文部省調査の結果ですが、いじめの実態はもっと多いかもしれません。現
状の教育から発想を変えた対策が必要だと思います。本会は、子どもたちがスポーツ
を楽しく学び、強くしなやかな身体とコミュニケーション能力を身につけると同時に
ご両親に教育や子育てについて再度幅広い視点から見つめ直してもらうことで、いじ
めからの解放と子どもの社会的自立を目指していこうとするものです。
“人” という字は人が寄りかかかる様を表しているといわれますが、実際には、人が集
まれば必ずといってよいほどいさかいや対立が生まれてしまうものです。この対立こ
そ人の成長の肥やしであるはずなのに陰湿な仕掛けのある対立は人の尊厳を踏みにじ
るものとなってしまっています。
そこで、スポーツ(テニス・空手)で身体・こころを鍛えることを提案します。スポー
ツの語源は” 気晴らし” ですが多くは身体運動を伴います。運動は BDNF というタン
パク質を脳内に分泌し脳の活性を高めますので、勉強とともに必須な行動です。空手は礼を守るという意味と自分
を守る意味でいざという時にはとても重要です。テニスは生涯スポーツとして、身体能力の向上と同時に思考力、
判断力、問題解決能力、コミュニケーション能力などを高めることができます。
テニスをはじめとするスポーツの良いところは自分勝手(我儘)では成り立たないということです。そのために
は自分を外から見る “メタ認知” が必要で、自分と向き合い、他者とも向き合いながら、競って成長していくわけ
です。” 負けず嫌い “は相手に負けないことでなく自分に勝つ(克己)ことなのです。
家庭におけるコミュニケーション(しつけと連動)はもっと重要で親から子どもたちに適確な言葉かけがなされ
ているかを応援する必要があります。毎回50分の子育て支援の講師を招き、ディスカッションを重ねます。
本講座では、子どもたちに自己を守る、社会の中で他者を尊重し、自分らしく生きていくように家庭の役割を見直し、
「いかに子供をのびのびと逞しい子どもに育てていくか」の視点でいじめ解決の手掛かりを探っていきたいと思っ
ています。
1. 我が国における小学生・中学生(以下「小中生」という。)の間におけるいわゆる「いじめ」に関する問題は周
知の通り社会問題化し、場合によっては小中生の自殺の引き金となっているケースも見受けられるなど深刻な状況
にある。
2. このような状況に対して、誰もがいじめをしない、いじめをさせない、またいじめがあった場合でもこれを放
置することなく関係者全員でこれを解決するような社会が望ましい姿である。
3. このような状況にあって、特定非営利活動法人アンチいじめ蝶間アカデミーは、いじめはなくならないという
観点から小中生がスポーツ・武道を通していじめられない体力・気力を養い、また心理療法専門家とともに「いじ
め抑止力プログラム」を作成し、メンタル面でのサポートをおこない、いじめにあわない、いじめない、いじめを
看過しない小中生を育成していくことが設立の趣旨である。さらに、このプログラムを全国に普及啓発することに
よって、小中生の健全な発育に資することを当面の目的とする。
4.・事業としては、小中生を対象にした半年会員制テニス教室を1クラス月2回から4回のペースで実施。その中で、
保護者を加えた座学も実施していく。
・平成26年度は1会場で試行し、順次拡大実施する。
・コーチ陣は、テニス指導者とともに、テニスを愛好する教師経験者、カウンセラー、医師、弁護士等多様な陣容
を揃える。
・コーディネーショントレーニング・武道を活用しながら、テニス(スポーツ)と心理学、社会学、医学を融合させて、
子どもたちの健全な発育を目指す。
・こうした活動を繰り返しながら、“いじめ抑止力プログラム” を作り上げて、全国に展開していく。
・“いじめ抑止力プログラム” を実施する指導者のためのセミナーを実施し、“いじめ抑止力プログラム” トレーナー
認定制度を立ち上げていく。
5. この法人の事業運営には、各専門家を含むボランティアの参加が不可欠であり、その活動を促進することを目
的として、特定非営利活動法人として設立するものであります。